【アメリア】Flavor of the Month 2・富岡佳代子さん
読み物
Flavor of the Month
<第2回>   全2ページ


第2回

人生経験を積むこと。それが今一番の課題です

富岡佳代子さん
Kayoko Tomioka

クラス一番の質問魔は。二十歳の最年少受講生

坂田:今回のゲストは、フェロー・アカデミーの全日制コースで翻訳の勉強をしていらっしゃる富岡さんです。こんにちは。お若いですね。年齢を聞いてもいいですか?

富岡:はい。二十歳です。

坂田:わーっ、やっぱり若い! 富岡さんにご登場いただいた経緯ですが、「フェローで一番質問をする生徒さんは誰ですか?」と先生方にお伺いしたところ、名前が挙がったのが富岡さんだったんですよ。ではまず、どうして翻訳の勉強を始めようと思ったのか、その理由から教えてください。

富岡:実は高校は情報処理課だったんです(笑)。コンピュータが好きで3年間勉強をしたのですが、英語も好きで……。高校卒業時にどちらの方向に進もうか、ものすごく悩みました。結局、英語を選択し、専門学校に2年通いました。そこでは、“エアライン”“ビジネス”“英会話”などコース選択があったのですが、そのなかで私は“通訳・翻訳”を選びました。その授業が楽しくて楽しくて! その授業のために学校に通っていたといってもいいくらい。小さい頃から文章を書くのが好きでしたし、それで『翻訳家になりたい』という夢ができたんです。そこで、専門学校を卒業するときに、次の進路として翻訳の勉強ができる学校を探しました。

坂田:それでフェローを選んだわけですね。その理由は?

富岡:一番の理由は全日制だったこと。どうせ勉強するなら、週1回とか、週3回とかではなく、毎日きちんとやりたかったんです。学校のない日に自分で勉強しようと思ってもダメなんですよね、私。だから、自分に厳しくしようと思って。


坂田:具体的にどのように毎日勉強をしていますか?

富岡:午前中の授業はとっていないので、毎日午後1時から授業が始まります。授業は2時間。月・火曜日は午後3時10分からの授業もとっています。大きくわけて「文芸」「実務」「映像」というジャンルがあるんですが、私は文芸中心で実務も少し、映像の勉強はしていません。

坂田:授業が自分の目的に会わせて選べるから、好きな分野の勉強に打ち込めるということね。

富岡:ただ、翻訳の勉強はとても楽しいんだけど、毎日出る課題をこなすのが大変で。すごく時間がかかるんです。クラスの他の人と比べても、自分は余計に時間がかかっているんじゃないかという気がしちゃって……。

坂田:どうだろう? でも、速ければいいということでもないし。授業でコツをつかんで行けば、もっとスピードアップできるんじゃないかしら。ところで、富岡さんはよく質問をされるということを聞いているんだけど、本当?

富岡:自分では普通だと思うんだけど……。実は、ある先生の授業が、私には内容が難しすぎて、最初とっても苦しんだんです。これはどうにかしなければ!「よし、きちんとわかるようにして帰ろう」って決めて。今思うと、それが質問をするようになったキッカケかも知れません。クラスは20人ほどなのですが、私が一番年下なので、「わからなくてもしょうがないかな」なんて思ったり(笑)。だから他の人よりもいっぱい質問できるのかも知れませんね。でも、授業中に質問をするのは、みんなはわかっていて自分だけわからないのに、まわりの人を待たせてしまうんじゃないかと思って気になっちゃう。だから私は、授業が終わってから聞くようにしているんです。授業中、わからないことが出てきたらメモを取っておいて、授業が終わったらすぐに先生のところへ聞きに行く。家に帰ってから自分で調べるのは大変だから、手っ取り早く先生に聞くのが一番ですね(笑)。わからなくて気持ち悪いまま帰りたくないじゃないですか。先生方は、みなさんとても親切に教えてくれます。先生を好きになると、授業もどんどん好きになるし。

坂田:質問をすることで、得をしたことはありますか?

富岡:得をしたことも、損をしたことも、ないと思いますが……。そうそう、今まで質問したことがあることと同じような内容が授業で再び出てきたときは、先生がその部分を詳しく説明してくれているような気がします。本当のところはわかりませんが。

坂田:先生も質問されたことを覚えているから、説明が丁寧になるのかも知れませんね。では、一番好きな授業について教えてもらえますか?

富岡:文芸の授業が大好きです。短編を訳していっているのですが、毎回5人の方の訳文が配られて、先生がすべてにコメントしてくださるんです。自分の訳文とあわせて6人分を読み比べるって、独学じゃあ絶対にできないでしょう? 同じ英文を訳しているのに、全部違うんですよ!

坂田:いろんな表現の仕方があるということですね。他の人の訳文を読むというのは、本当にためになりそう!
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