【アメリア】Flavor of the Month 14 柏智子さん
読み物
Flavor of the Month
<第14回>   全4ページ


塾の講師の仕事で英文法を再確認。翻訳にも大いに役立ちそうです!

:ミステリーの講座が面白かったので、また半年後の1月に開講するミステリーを受講しようかなと思っていたのですが、芹澤先生のロマンスの講座が始まるのを知って……。芹澤先生は『フロスト警部』シリーズなどを訳していらっしゃいますよね。私も好きで読んでいたので、あ、知っている方だと思って心引かれたんです。

坂田:第一線で活躍していらっしゃる翻訳家の先生が見てくださるというのもマスターコースの魅力のひとつですよね。この本を書いているこの先生のコースだから受講したいという方は多いと思います。

:それにマスターコースだから、選抜試験を受けてみてダメだったら、またミステリーに挑戦すればいいと思っていましたし……。運よく合格して12月から受講をはじめたところです。

坂田:ロマンスのほうはいかがですか?

:ロマンスは第一回目がシノプシス(作品の梗概をまとめたもの)だったんです。シノプシスを書くのは初めてだったので、どんなふうに書けばいいのかわからなくて、とりあえず出してしまったという感じではありますが……。ミステリーの課題は毎回短編だったので、最初から長編を読むことになり、びっくりしました。

坂田:すごく実践的ですね。出版翻訳にリーディングはつきものですから、本当に役に立つ課題だと思います。そうすると、マスターコースは先生によって講座がずいぶんと違うということですね。芹澤先生はどのように添削してくださるのか楽しみですね。

:はい。ワクワクして待っています。

坂田:途中、中断を余儀なくされたりしながらも、翻訳の勉強を10年以上も続けてこられたというのは、それだけ魅力があったからだと思うのですが。いずれは翻訳を仕事にというお気持ちもあるのですか?

:仕事にという気持ちは、自分でももっと強くもたなければいけないなと思うんです。すごくのんびりした性格なので、いまは楽しいのが勝ってしまっています。課題を訳し終えたあとも「ああ面白かった」って感じなんです(笑)。読むことがすごく好きなので、講座を受けると日頃自分では読まないものを読むことになる。それが面白いんですよね。だから、なんとしても仕事にしなくちゃという気持ちが私には足りないみたいです。

坂田:でも、翻訳の勉強はプロを目指している人だけがしているわけではありませんからね。趣味で楽しんでやっていらっしゃる方もいれば、いずれはボランティアで翻訳をしたいとおっしゃる方もいます。それぞれの目的があればいいのではないでしょうか。

:いま塾で中3と高3の英語を教えているのですが、翻訳の英語とは違い、英文法が主なんですよね。高校生ぐらいになると文法的には私よりもしっかりしている生徒がいて、「このあとには節しか繋がらないはず」などと生徒から指摘されてしまうこともあります。選択問題でも、答えは「これだ」って感覚的にわかるんですけども、文法的にはうまく説明できないこともあり、同じ英語でも翻訳とは随分と違うなと感じています。でも、塾で教えるようになって、自分では流して読んでいたところを文法的に再確認するようになったので、翻訳にも思いがけず役立っているようです。

坂田:最後に、翻訳に関して今後の目標を聞かせてください。

:そうですね。まだまだ返ってきた答案を見て「そうだったのか!」と思うことの連続なので、勉強を続けながらトライアルやコンテストに挑戦していきたいと思っています。偶然ですが、塾の講師の同僚にも児童文学の翻訳家を目指して勉強中の方がいて、よくコンテストの話をしていらっしゃるんです。のんびり屋の私にはとてもよい刺激になっています。

坂田:身近にそういう人がいると励みになりますよね。これからも頑張って勉強を続けてください。今日はありがとうございました。


震災後は5度もの引っ越しを余儀なくされたという柏さん。2年前に以前と同じ場所に家が完成し、やっと落ち着いた生活が戻ってきたということです。自分に合った仕事も見つかって、翻訳の勉強にも取り組みやすい環境が整いましたね。今後のチャレンジを期待しています!
頑張っているみなさんの話を聞かせてください。自薦他薦は問いません。ご応募お待ちしています!


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