【アメリア】Flavor of the Month 23 ジョナサン・カッツさん
読み物
Flavor of the Month
<第22回>  全5ページ


第22回
初めて日本に来たのは20歳の頃 またいつか日本に来たくて 一生懸命、日本語を勉強しました
  ジョナサン カッツさん
Jonathan Katz


「"翻訳会館"って何だろう?」 好奇心いっぱいに、直接訪ねてみると……


坂田:今回はFlavor of the Month初の外国人のお客様。アメリカ生まれで日本在住。ミュージシャンと翻訳者のふたつの顔を持つジョナサン・カッツさんです。こんにちは。はじめまして。

カッツ:はじめまして。ジョナサン・カッツです。よろしくお願いします。

坂田:カッツさんは今年(2003年)の9月にアメリアに入会なさったばかりだそうですね。アメリア会員になられたきっかけは?

カッツ:それが偶然なんですよ。僕は以前、赤坂に住んでいて、アメリア事務局がある翻訳会館のすぐ近くだったんです。駅に行くのに歩いていると「翻訳会館」「翻訳会館」「翻訳会館」……って看板がいっぱいある。何だろうと思って、一度、訪ねたことがあった。その時は、「あぁ、翻訳学校なんだ」って、僕はもう翻訳の仕事をしていたから、関係ないと思いました。でも、最近もう少し翻訳の仕事を増やしたいと感じていて、何かいい話が聞けるかなと思って、もう一度翻訳会館に行ってみたんです。そしたらアメリア事務局の人と話ができて、アメリア・ネットワークについて詳しく説明してもらった。資料をもらって帰って、よく読んで、これはいいと思って入会を決めたんです。それが9月です。

坂田:そうなんですか。カッツさんが「翻訳」という言葉に反応して、好奇心いっぱいに飛び込んでいらっしゃったわけですね。カッツさんは以前から翻訳のお仕事をなさっていたようですが、日英翻訳が主ですか?

カッツ:そうですね。日英がほとんどで、たまに英日もします。

坂田:アメリアからはいろいろと仕事情報が届けられると思いますが、日英翻訳の仕事は多いですか?

カッツ:英日に比べると少ないですが、でも1週間に何件かはあります。

坂田:そうですね。アメリア会員はほとんどが日本人で、英日翻訳の方が大半ですからね。カッツさんは既にアメリアを通してお仕事を受けられましたか?

カッツ:はい。入会してまだ3カ月しか経っていませんが、iモードコンテンツを英訳する仕事と、日本映画の紹介文を英訳する仕事をいただきました。

坂田:今回の仕事で、苦労したところはありますか?

カッツ:いろいろありますよ。日本語では主語がなかったり、受け身が多いでしょう。だから、iモードコンテンツを翻訳する時には、主語をどうすればいいかという点で悩みました。内容は、どちらかというと女性向けだけど、男性も女性も楽しめるものだったので、heじゃ男性になっちゃうし、itだと非人間的だし、だから複数形のtheyにしました。こういうことはごく根本的なことかもしれないけど、日本語に対応させるときの一つのやり方です。

坂田:英日翻訳の場合は、「彼」や「彼女」といった主語を省略するケースが多いですが、逆なんですね。

カッツ:そうそう、書かなくちゃいけないからね。
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