【アメリア】Flavor of the Month 26 小浜 杳さん
読み物
Flavor of the Month
<第26回>  全5ページ

小浜 杳さん
第26回

「翻訳」というテーマがあって 私の中には書きたいと思うことがあった。それを書いたら、たまたま小説という形になったんです。
  小浜 杳さん
haruka kohama

就職情報を探していて、アメリアに出会いました


坂田:今回は『第2回翻訳ドラマ大賞』で見事、大賞に輝きました小浜杳さんをお迎えしています。大賞に選ばれた作品『クラウド・クックー・ランド』が誕生するまでのお話もたっぷり伺いたいと思っています。小浜さん、よろしくお願いします。

小浜
:よろしくお願いします。

坂田:小浜さんはアメリアにはいつ頃、どういうきっかけで入会されたのですか?

小浜:入会したのは1997年4月です。ちょうど大学を卒業した年で、卒業までに6年掛かってしまったんですが(笑)、就職先を探すためにいろいろと調べていて、その時にフェロー・アカデミーという翻訳学校と、その会員組織であるアメリア(当時はFMC)のことを知って入会しました。

坂田:ということは、翻訳に興味があって、就職先として翻訳関係のところを探していたということですか?

小浜:私は映画が好きで、映画や英語に関係するような会社に入りたいと思って探していました。大学で翻訳の講座をとったこともあって、翻訳にはすごく興味があったのですが、いきなり翻訳の仕事ができるとは思っていませんでした。もちろん翻訳会社に入社するという方法もあったと思いますが、そこまでは考えていなくて、本や映画が好きだったので、それに関する仕事ができればいいな、というぐらいの考えでした。

坂田:ところで、普通は就職活動というのは大学4年生の夏頃にしますよね。卒業後の4月に仕事を探していたというのは少し遅いのでは?

小浜:はい。友人たちは全員、卒業までに就職先が決まっていました。研究室の中でも決まっていないのは私くらいなもので、「えっ、まだ決まっていないの?」と驚かれたくらいです。でも、青田買いへの反発もありましたし、通常の就職活動はしなかったんです。小さくても好きなことができる会社に入れればと思ってました。

坂田:小浜さんは東京大学のご出身ですよね。

小浜:はい、英文学を専攻していました。まわりはみんなエリート志向で、一流企業や弁護士、官僚といった感じでしたね。あるいは大学院に進んで大学教授を目指すとか。まわりがそういう人ばかりだったので、逆に反発心もあって、一流企業には就職したくないというか……。でも、フリーターではなく、ちゃんと就職はしたかったんです。1月に卒業論文を提出して、4月まで2カ月以上はあるし、それまでに見つければいいかなって思っていました。それで、市販の就職情報誌で映画や出版関係の会社を探して応募したり、そうした手段のひとつとしてアメリアにも入会してJOB INDEXを利用しました。

坂田:どんな会社に応募しましたか?

小浜:そうですね。映画の買い付けをするバイヤーの仕事とか。でもそれは、即戦力になる経験者を探していたようで、ダメでした。結局、アメリアで見つけて応募した会社に就職することにしました。

坂田:アメリアには小浜さんの希望に合うような求人がたくさんありましたか?

小浜:はい。最近はコンピュータ翻訳や金融翻訳など実務系の求人がかなり増えてきていますが、あの頃はそういった求人は逆に少なくて、字幕制作会社の求人などが多かったですね。


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