【アメリア】Flavor of the Month 38 友清 仁さん
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Flavor of the Month
<第38回>  全5ページ


インターネットの普及で地方のハンディは消滅した! あとは自分の工夫次第

坂田:現在は、何社からどのくらいの仕事を受注していますか?

友清:現在、4社登録し、2社から受注しております。まだまだ安定受注ではなく、途切れ途切れにいただいています。登録されてすぐというのは、名簿順位が最下位ですから、仕方ないですね。


坂田:翻訳の仕事を実際に始めてみて、いかがですか?

友清:アメリアWebサイトの「情報・コラム」コーナーで「トライアル現場主義!」を連載中の近藤カントクが口を酸っぱくして言われている、納品形式や用語の統一が非常に大切である事を痛感しています。それらは、翻訳以前のことでありながら、翻訳ができなければそこまで気が回らない、「翻訳前、翻訳後」のことです。永遠のテーマというか、大変重要なことだと感じました。

坂田:そうですか。勉強中は、原文の解釈や日本語の表現にばかり気持ちが行きがちですからね。

友清:あと、自分の訳に対して、絶対的な自信というものがなくなりました。実際に仕事をすると、最後の1ミリのところで自分の訳に自信がもてません。吉本先生にもご相談しましたが、先生は、「1ミリも不安がなくなるほうが怖い」とおっしゃいました。この1ミリの不安が、次の仕事の集中力になるのだと考えるようになりました。

坂田:現在も翻訳の勉強は続けていますか?

友清:翻訳という仕事は、「生涯精進」であると思っています。具体的には、先輩翻訳者の方々の訳文の研究、つまりデータベース化を続けています。

坂田:最後に、友清さんの今後の夢を聞かせてください。

友清:まず、今年の目標は、あと2社のトライアルに合格すること。専業翻訳者の登録会社の数の平均が6社であるので、それを目指します。その後は、5年以内を目標に、一日も早く、翻訳者として自立したいと思っています。安定した収入を得て、できれば素敵な人とめぐり合って結婚もしたいです(笑)。

坂田:地方在住で通学講座に通えない方は、それについて悩んでいる方もいらっしゃると思います。友清さんから、同じような境遇の方へ、メッセージをお願いします。

友清:私のように、地方在住でコネもなければ学習機会も限られている者でも、工夫次第で実力をつけ、仕事を獲得できます。特に地方の方は、学習機会が限られている分、辞書・参考書の類は「お金で買える実力」と割り切って、ネットを活用して、どんどん集めた方がよいと思います。ネット社会が確立したいま、地方のハンデは消滅したと思います。地方の皆さん、一緒にがんばりましょう!


 
    地方在住をマイナスと諦めずに、独自の工夫を凝らして翻訳の勉強やトライアルに取り組んできた友清さん。とても前向きで、お話を聞いていると、私ももっと頑張らなきゃという気になってきました。ちょっとした気持ちの切り替えとたゆまぬ努力が、夢を現実にしてくれます。これから翻訳者を目指したいという方は、友清さんの勉強法を真似てみるのもよし、それに負けない独自の方法を編み出すもよし、ぜひ前向きにチャレンジしてください!
 
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