在宅翻訳と観光情報発信を両立する阿部美雪さん Flavor
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<第119回>  全5ページ

阿部 美雪さん

第119回

まずは、一歩踏み出してみることで広がったキャリア。「観光」と「翻訳」を2本柱に地方から発信。 阿部 美雪さん

Miyuki Abe
現在は倉敷に在住。観光情報を発信しながら、キャリアの充実を目指す

岡田 :今回のゲストはフリー翻訳者としてゲーム翻訳やIT系のマーケティング関連翻訳、書籍や読み物など幅広く翻訳のお仕事をされている阿部美雪さんです。昨年、「スターウォーズ」のムック本、『STAR WARS THE FORCE AWAKENS INCREDIBLE CROSS-SECTIONS』を翻訳、初めて訳書を出版されたとのことです。つい最近、岡山県の倉敷にお引っ越しされたと聞きました。阿部さん、今日はお引っ越し後のお忙しいところありがとうございます。倉敷での生活はいかがですか?

阿部 :まだ引っ越したばかりですが、倉敷は大きすぎず小さすぎず、ちょうどいいサイズの街ですね。暮らしやすそうで、これからが楽しみです。

岡田 :引っ越す以前は東京にお住まいだったとか。

阿部 :はい。東京でオンサイトの仕事をしたのち、フリーになって2年ほど在宅で仕事をしていました。少し前から地方に住みたいなと思うようになり、住みたい街を探し始めたところ、たまたま倉敷で期間限定の仕事を見つけたので、先日東京から引っ越ししました。観光情報を発信する地域おこし協力隊です。

岡田 :その地域おこしの情報は英語で発信するのですか?

阿部 :いえ、基本的に日本語の仕事です。でもゆくゆくは訪日旅行者へのアピールもしていきたいです。

岡田 :そうすると現在は翻訳のお仕事は?

阿部 :副業は可能なので、翻訳の仕事も並行して行っています。夜と土日がメインなので、量は減らしていますが……。地域おこし協力隊の任期後は、またフリーランスで翻訳の仕事をしていきたいと思っています。

岡田 :なかなかお忙しそうですね。遠距離の引っ越しと新しいお仕事、大きな転換期になったことと思いますが、何か変化を望まれるようなきっかけが?

阿部 :理由はいくつかあって……(笑)。実は以前、海外でツアーガイドやホテル勤務の経験があり、帰国後も外資系のホテルに勤務していたことがあるんです。ですから翻訳の仕事の他に「観光」も私の中で大きな柱になっている。けれど観光分野の翻訳の経験がなく、両者を融合できていないんです。倉敷はインバウンドにも力を入れていくということで、できれば訪日外国人のサポートや、観光分野での翻訳にも携わっていければと思いました。東京オリンピックももうすぐですし。

倉敷は夜の街並みも風情がある

岡田 :阿部さんは観光系のお仕事のキャリアもあったんですね。

阿部 :はい。私自身も旅行好きで、知らないところに行くのが好きですし、小さい頃から引っ越しが多かったので、新しいところで暮らすことにも抵抗や特別感がありません。フリーランスになったのも、自分の好きなところで仕事ができることに大きな魅力を感じたからです。それから、在宅ワーク生活の2年間、一日中ひとりきりでパソコンに向かう毎日に、ちょっと危機感を抱いたのも理由の一つです。このまま誰にも会わずに生きていくのかしらと(笑)。

岡田 :気づくと引きこもりのような生活になっている在宅翻訳者さんは少なくないようですね(笑)。阿部さん、今日は観光や翻訳のお仕事など、いろいろなお話をお聞きしていきたいと思います。

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