【アメリア】Flavor of the Month 23 ジョナサン・カッツさん
読み物
Flavor of the Month
<第22回>  全5ページ


時間を有効に使うために 効率よく翻訳することを目指す


坂田:翻訳については、今後どんなふうにやっていきたいですか?


カッツ:自分のやり方を練っていきたいですね。僕はどちらかというと、作業のスピードアップにいつも挑んでいる。カット&ペーストとか、ファインド&リプレイスとか、効率よく作業するためのショートカットをいつも探しているから、作業は速くなっていく。あまり速すぎるとレベルダウンになることを僕は懸念しているから、チェックはちゃんとやる。結構、評判よくて、速いってよく言われるよ。それから、もっと簡潔に書けるようにしたい。内容をよく理解したうえで、簡潔に表現した方がいいところ、曖昧に訳した方がいいところを見分ける判断力、スピードが大事だと思う。

坂田:音楽もやりたいし、翻訳もやりたいし、いろんなことをやりたいから、少しでもたくさんのことを実現させるために、効率のよさを追求しているんですね。

カッツ:そうね。時間がないときは電車に乗る時間も使っているんですよ。何ページがプリントアウトして、電車の中で翻訳している。電車の時間も使えば、家でずーっとやらなくてもいいでしょう。家にいて、これといった仕事がなくても、音楽の練習は毎日しなければいけない。僕の場合は、ピアノとホルンのふたつあるからね。だから、移動の時間を効率的に翻訳に使うことは多いです。もちろん、家に帰ってからタイピングしないといけないけど。

坂田:こんな分野の翻訳をしてみたいとか、そういう希望はありますか?

カッツ:うーん、それはあまりないけど、内容が面白いものは、やっていて楽しいね。iモードコンテンツの翻訳は、最初はやりやすいと思ったけど、意外と難しかった。僕は20歳になってから日本語を勉強し始めたから、難しい単語を知っているかもしれないけど、6歳の子どもが知っている言葉には知らないのがある。だから、難しい熟語よりもキュートな言葉がわからなかったりした。若者のスラングなんかは、辞書をひいても書いてないし。そんな時は、妻に聞いて……。

坂田:奥さんは日本人ですか。

カッツ:そう。だから、わからないときは聞いたりする。最近は、日本語の勉強というのはしていないけど、積極的に言葉を吸収しようとはしている。日本に住んでいるから、それはすぐにできるからね。

坂田:これからも今までと同じように、音楽をやりながら、翻訳をやっていく予定ですか?

カッツ:今のところはね。爆発的に僕の音楽が売れない限り、両方やってもいいと思うし、翻訳もすごくためになるから。

坂田:翻訳の経験が音楽に、音楽の経験が翻訳に、きっと役に立っていくんだろうと思います。これからも、どちらも精力的に頑張ってください。応援しています!

 
    ■音楽も、日本語も、そして翻訳も、自分が好きではじめたことだから、情熱をもってとことん追求する。まっすぐな姿勢、そして明るい人柄がとても魅力的でした。尺八とピアノのコラボレーション。私もぜひ体験してみたいです!

ジョナサン・カッツさんのツアー・スケジュールなどは、公式ホームページでご覧になれます。

http://www.jkatz.net/
 

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