【アメリア】Flavor of the Month 47 穴沢良子さん
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Flavor of the Month
<第47回>  全4ページ


言葉のプロを目指して勉強はエンドレス!

坂田:ところで、アメリアに入会したのはいつですか?

穴沢:2005年の夏です。最初に登録したサイトから仕事が入ってきていたので、しばらくはその仕事だけをしていたのですが、通訳講座の友人にアメリアのことを教えてもらって、もっと仕事の幅を広げたいと思い入会しました。

坂田:どのように活用していますか?

穴沢:最初はあまり積極的に活用していなかったんですが、とりあえずプロフィール文だけはすぐに登録していました。すると、いろいろとお仕事のオファーをいただくようになって、いくつかトライアルを受けました。まだまだ実力不足で、トライアルを受けてもダメなときもあるのですが。

坂田:アメリアには定例トライアルがありますが、挑戦したことは?

穴沢:ないです。挑戦したいとは思っているんですが、仕事をしているとつい……。伸び悩んだまま仕事をしているとダメですよね。勉強をしないと実力がつかないのはわかっているのですが……。今、ひとつ通信講座を受講しているのですが、いつも合格点すれすれの評価なんです。本当に実力のある翻訳者になるには、もっと勉強しないといけないですよね。

坂田:翻訳って、お仕事をされていても、まだまだ勉強すべき事があるんですよね。

穴沢:私なんかエントリーレベルだから、これから10年くらいかけて、勉強していかないとと思っています。

坂田:やはり高校生の頃から極めてきた看護のバックグラウンドは強いものがありますね。翻訳者を志す人には、とにかく英語が好きだった、得意だったという人もいますが、好きな分野をベースにして自分に何ができるかと考えたときに、そういえば英語も得意だった、その分野の翻訳ができるかも、という人もいる。穴沢さんは後者の良い例ですよね。

穴沢:昔は、英語なんてちょっとできればいいという気持ちがあったのですが、翻訳や通訳の仕事を目指すようになって、それじゃいけない、言葉のプロにならなければと強く思うようになりました。でも、私がそう思い始めたのって、本当につい最近なんです。

坂田:実際に仕事をするようになって、ようやくその重要さに気づいたんですね。

穴沢:Flavor of the Monthの他の方の記事を読んでいて思うのですが、英語が好きというのはすごい強みですよね。私は英語を読んでいて時々イヤになることがあります。なんて難しいんだろうって。苦しなぁって。

坂田:それだけ苦しんで仕事をしているから、できたときの充実感があるのかもしれませんね。

穴沢:こんな私が翻訳の仕事ができているのは、看護師のバックグラウンドがあったからにほかなりません。翻訳者を目指す人は、何があるかわからないから、いろんなことをやってみるといいかもしれませんね。ホント、どこで何があるかわからないですよ!

坂田:穴沢さんの場合は、たまたま派遣で翻訳の仕事をすることにならなければ、今も看護師のお仕事をしていたかもしれませんよね。

穴沢:そうだと思います。

坂田:ところで、英語以外に韓国語も勉強していらっしゃるとか。

穴沢:はい。韓流ブームが来る前、もう10年くらい前からで、NHKの韓国語講座などで独学をして、月に1回先生のところに通っています。まだ日常会話レベルなんですが、韓国語の翻訳チェックをやらせてもらったこともあるんですよ。メディカル分野の韓日翻訳で、A4で100枚ほどありました。

坂田:日常会話レベルといっても、10年も勉強しているので、結構できるんじゃないですか? 翻訳チェックができるくらいですから。

穴沢:韓国語の文法は日本人にとってはそれほど難しくないので、文法的にわからないところは調べながらでしたが、治験の知識と英日翻訳で経験したこの分野での日本語の言い回しの知識がありましたので、私にも可能だったんですよね。

坂田:いずれは韓国語の翻訳もしたいと?

穴沢:そうですね。メディカル分野であれば、英語だけでなく韓国語のコミュニケーターにもなれればいいなと思っています。

坂田:そうですか。どんな言葉であっても、穴沢さんにとってはコミュニケーターという概念が大切なんですね。今日は貴重な体験談をたくさんお話しいただき、ありがとうございました。


 
    コミュニケーターという新しい概念を教えていただき、翻訳者は皆コミュニケーターであるべきなんだなぁという気がしてきました。実務であれ、映像であれ、出版であれ、伝えたいことがらがあり、それを別の言語を使って伝えようとする。その原点に立ち戻ってみると、何か大切なことが見えてくる気がしませんか?
 
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