【アメリア】Flavor of the Month 96 今井 聡子さん
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Flavor of the Month
<第96回>  全5ページ

今井 聡子さん

第96回

舞台での経験をいかし映像翻訳の道へ。今も舞台裏を支えるクリエイティブな日英バイリンガル 今井 聡子さん

Satoko Imai
舞台の裏方を支えた10年間は小道具作りや進行管理を担当。現在は映像翻訳や舞台の通訳など、フリーとして活躍

岡田 :本日のゲストは映像翻訳や舞台の世界でご活躍の今井聡子さんです。昨年フリーランスになってから国際映画祭出品作品の英語字幕翻訳や、海外からの来日公演の通訳などもつとめられているそうです。今日は翻訳の話だけでなく、普段なかなか知る機会のない舞台の世界の話をお聞きするのもとても楽しみです。今井さん、よろしくお願いいたします。つい先日までイギリスからの来日公演の通訳でお忙しかったようですね。

今井 :そうなんです。ミュージカルの“Singin’ In The Rain”でスタッフ間の通訳を担当しました。私は10年ほど舞台で裏方をつとめた経験があるので、それをいかして大道具まわりの通訳を担当しました。事前準備でスタッフ間のメールの翻訳もしたりと、何かと忙しかったです。

岡田 :長年にわたって舞台という華やかな世界でお仕事をされているんですね。蜷川幸雄さんや宮藤官九郎さん、井上ひさしさんなど名だたる脚本家や演出家、俳優さんたちの舞台に携わってこられたとも聞きました。裏方のお仕事というと、具体的にはどんなことを?

今井 :主に小道具を作ったり、演出部で舞台の進行を管理するステージマネージングをしたりしていました。

岡田 :すごいですね! 小道具も作れるんですか!

今井 :着ぐるみとか甲冑とか、なんでも作りましたよ。

岡田 :クリエイティブな世界ですね。ということは、当時は英語とはあまり関係のないお仕事で?

今井 :当時は英語とはまーったく関係のない仕事でした(笑)。コテコテの日本のカンパニーのお仕事が多かったので、海外との関わりもなく……。もともと「モノ」を作りたくて舞台の世界に入りましたから、仕事で英語を使う機会は10年間ありませんでしたね。

岡田 :今では字幕翻訳から通訳までこなされるとのことですが、英語はいつどのように習得されたんですか?

今井 :父の仕事の関係で9歳から3年ほどアメリカで暮らし、現地の学校に通ったので、英語は主にその時に身につけました。英語の本やドラマを見るのが好きなので、仕事で英語を使わなくても英語から離れることはありませんでした。翻訳はフェロー・アカデミーでここ2年ほど学習しています。

岡田 :なるほど。子供の頃から継続して、英語に親しむ環境があったのですね。フェロー・アカデミーではどんなクラスを?

今井 :最初は通信講座でしたが、もっと勉強したくてテストを受けて通学の映像の講座も同時に受講しました。今は映像のゼミに月に1回通っています。クラスのみなさんがとても優秀で、プロとして働いている方が多いので刺激になります。先生の言葉もひとつひとつが勉強になりますね。

岡田 :ゼミクラスは、既に翻訳の仕事をしている方も多いでしょうし、お互いに刺激になりますよね。では、今日は舞台の世界から翻訳の世界まで、じっくりといろいろな話をお聞きしたいと思います!

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